教育方針・理念
教育方針:「ゆたかに清く」
看護学校の基本理念は、「看護即観音行」
自らに厳しく 他に優しく
佳き朋をもち 良き友たり
正見正思 科学する心を培い
豊かに清らに 慈悲の心を養う
看護は、医学を基調として幅広く奥深い科学です。私達は先人の遺産としてこの学を吸収し、この学を患者に対して施さなければなりません。それは、看護の術です。術は物に対してではなく人に施されるとき、それを技術でなく仁術と呼ぼうという人がいます。その仁術の基となるものはキリストの愛であり、仏陀の慈悲です。
本校は病苦の人に慈悲の手を差し伸べる人格の形成とその回復を援助することができるための科学の体得を目指して教育にあたっています。また、学校を専門職育成のための看護基礎教育の場としてのみならず、学生相互の研鑽や師、患者とのふれあいによる人間成長の場であると考えています。
教育理念
佼成看護専門学校は、仏教精神に基づき、慈しみのこころをもつ看護師を養成し、社会に寄与することを使命としています。
看護は相手の傍らに立ち、こころを通わせることから始まります。そして、生涯を通してその最後まで生活を支え、その人らしく生を全うできるように働きかけます。人間を深く愛し、看護を必要とする人々に慈悲の手をさしのべる人柄と智慧の目を持った看護の実践者を育成します。そのために学生がそれぞれに内在する資質を心身両面にわたって調和よく発展させ、専門職者として自己研鑽に努め、自ら成長し続けていけるよう支援します。
教育目的
学校教育法および保健師助産師看護師法に基づく、看護師を養成するために必要な一般教育、専門教育を施し、もって看護技術の向上を図り看護を通して社会の福祉に貢献することを目的とする。
教育目標
- 人間の生命を尊重し、人権の擁護を基本に据えた確固たる倫理観に基づいた、ゆたかな人間性を養う。
- 人間を身体的・精神的・社会的に統合された存在として理解できる能力を養う。
- 多様な年代や立場の人の意志を尊重し、共感的な態度で良好な人間関係を育む能力を養う。
- 人々の健康上の課題をアセスメントし、科学的根拠に基づいた的確な看護を実践できる基礎的能力を養う。
- 各ライフステージにおける健康や障害の状態に応じた看護を実践できる基礎的能力を養う。
- 自己の内面を洞察し、生涯にわたり自己教育力を高め、成長し続ける能力を養う。
- 看護組織・チームの中で、安全で質の高い看護を目指し貢献できる基礎的能力を養う。
- 人々の健康的な生活を支援するために保健医療福祉チームの一員として、他職種と協働できる能力を養う。
学年目標
1学年
- 看護師になろうとした動機を再認識し、望ましい看護師はどうあるべきかを考える。
- 自主的かつ主体的学習態度を身につける。
- 生活規律の意味を理解し、基本的生活習慣を身につける。
- 自らの行動に責任を持つ。
- 学校生活に適応し、協調性を持つ。
2学年
- 看護師としての適性を考え、自分の目標をしっかり持つ。
- 真理を追究する重要性を認識する。
- 自己の生活環境を整える。
- 自他の内面への洞察ができる。
- 学年行事、委員・係り活動を通じて、責任感、計画性、協調性、社会性を培う。
3学年
- 人間の生命を尊び、専門職業人としての責任を認識し、行動する。
- 自己研鑽をつみ、研究的態度を身につける。
- 自他共によりよい生活環境を考え調整する。
- 自らに厳しく、他に優しくの精神のもとに人間関係を築く。
- 学校生活の中でリーダーシップ、メンバーシップを発揮する。